自分(日本)は恵まれていることを知った

成田 佑(12歳)

なぜ、留学を決めたのか?
外国の選手たちと戦って、技術を学び、プロに近づきたいから。
留学前に不安だったことは?
食べ物が口に合うか不安だった。サッカーの練習(特にフィジカル)についていけるかが少し不安。時差。
FCSBでよかったことは?
  • ・チームに入る前に帰ってきてしまったので、よくわからないが、それまでの練習では、いつでも練習してよいので、自主練がたくさんできたこと。
  • ・1日3回に分けて練習できたこと。日本ではやらない練習ができたこと。練習環境に恵まれている(広いグラウンド、たくさんのボール)。
  • ・色々なスクールで現地の人とサッカーができて、フィジカルが強くなったこと。
  • ・少ない人数にたくさんのコーチがいて、たくさん教えてもらえたこと。
  • ・ご飯(特にお肉、パン、野菜)が美味しかったこと。
  • ・ガラナという飲み物を知ったこと。スタッフの皆さんが優しかったこと。プロサッカーの試合が観れたこと。
  • ・現地の子どもと友達になれたこと。
  • ・自分(日本)は、恵まれていると知ったこと。
留学で何が一番変わった?
サッカーの技術(ドリブル・フェイント)、生活(自分のことは自分でやる、朝自分で起きる)、ご飯を食べるスピードが速くなった。
挨拶、行儀

ご両親の声

全てにおいてよかったの一言です。 佑は、16日間という短い期間だったので、技術の向上は期待せず、親元を離れ、生活・文化が違う国での体験を通して、何かを感じとってくれれば…
というくらいの軽い気持ちで送り出しましたが、その効果は想像以上のものでした。

ブラジルからの長旅を終えて成田へ帰国したタスクの表情は、とても頼もしく見えました。
自分のことは自分でやる、どんな食事も文句を言わずに食べる、テキパキと行動する、自分で起きるなど、
生活面で親が小言をいうことが少なくなりました。
帰国後すぐに、自分のチームの合宿があり参加したのですが、ボールを持ったときのキープ力が上がっていました。
フェイントの種類も増えて、ちょっとやそっとではボールを取られなくなりました。
ドリブルのスピードも向上し、ボールを前へ前へ運ぶ意識も強くなっていました。
ディフェンスも、諦めずに向かっていくようになりました。
個人の技術は、確実に上達していました。
まだまだ伸びる可能性があることを知り、これからが楽しみになりました。

半年過ぎた今では、生活面ではだらしなさが戻りつつありますが、 サッカーに関しては日々成長しています。
ゴールデンエイジと呼ばれるこの時期に、ブラジルでサッカーを学ぶという経験は想像以上に子どもの技術、意識に影響を与えてくれました。

その後、今まで1次テストも合格しなかったフロンターレの3次選考まで残り、川崎市トレにも早々に選抜されました。
ブラジル経験での自信がこの結果に繋がっているのだとコーチの方々に言われます。