成田 佑(12歳)
全てにおいてよかったの一言です。
佑は、16日間という短い期間だったので、技術の向上は期待せず、親元を離れ、生活・文化が違う国での体験を通して、何かを感じとってくれれば…
というくらいの軽い気持ちで送り出しましたが、その効果は想像以上のものでした。
ブラジルからの長旅を終えて成田へ帰国したタスクの表情は、とても頼もしく見えました。
自分のことは自分でやる、どんな食事も文句を言わずに食べる、テキパキと行動する、自分で起きるなど、
生活面で親が小言をいうことが少なくなりました。
帰国後すぐに、自分のチームの合宿があり参加したのですが、ボールを持ったときのキープ力が上がっていました。
フェイントの種類も増えて、ちょっとやそっとではボールを取られなくなりました。
ドリブルのスピードも向上し、ボールを前へ前へ運ぶ意識も強くなっていました。
ディフェンスも、諦めずに向かっていくようになりました。
個人の技術は、確実に上達していました。
まだまだ伸びる可能性があることを知り、これからが楽しみになりました。
半年過ぎた今では、生活面ではだらしなさが戻りつつありますが、
サッカーに関しては日々成長しています。
ゴールデンエイジと呼ばれるこの時期に、ブラジルでサッカーを学ぶという経験は想像以上に子どもの技術、意識に影響を与えてくれました。
その後、今まで1次テストも合格しなかったフロンターレの3次選考まで残り、川崎市トレにも早々に選抜されました。
ブラジル経験での自信がこの結果に繋がっているのだとコーチの方々に言われます。